2011年11月05日

子どもを信用することは悪いことなのか

ここのところ、なんかトラブル付いてしまっている。

それにしても、今日(正確には昨日ですね)あったことには、心が折れた。
元はといえば、水曜日にあったことが原因の原因であったのだけれど。
ことのあらましを書いてみると。

いつも冒険広場に遊びに来てくれる子が2人いるのですが。(Aちゃん、Bちゃんとします)水曜日、その子達と公園で遊んでいる所に、私が初めて見るCちゃんという子が訪ねてきました。

Cちゃんは、段ボール箱に捨てられている子猫を拾って、飼ってくれる人を探していました。あちこち歩いたようですが、なかなか飼ってくれる人が見つからず、学校で仲良しのお友達のAちゃんを尋ねて遠くまで来たということでした。

AちゃんBちゃんは、すぐに猫が気に入り、「うちで飼う」と言い出しました。大丈夫かと聞くと、Aちゃんは「うちはアパートだけど、みんな秘密でペット飼っているし、うちのおかあさんも猫好きだから絶対賛成してくれる」と言い、Bちゃんは、うちには犬がいるけれど、昔猫も一緒に飼っていたから大丈夫」と言いました。AちゃんBちゃん2人はどちらが飼うかで喧嘩し、Aちゃんちで聞いてみてダメだったらBちゃんち、ということで収まりました。

でも猫は、目やにがひどく、体調も良くないようでした。次の日は祝日だし、2人がいったん家に帰ってお母さんが帰るのを待って獣医さんに連れていくとしたら、間に合わなそうです。そこで、とりあえず私が獣医さんに連れて行いくことにしました。うちで飼えない分、治療費は、私が持つから、その代わりちゃんと飼ってね、世話もおかあさん任せにしないで自分でやってねと。そして、獣医さんに行く前におかあさんに言ってから行った方がいいんじゃないかと言うと、2人とも「うちは大丈夫だよ」とのことでした。(後になって思うと、これが第一の失敗でした)

獣医さんから帰ると、案の定、Aちゃんちでは「アパートなのにうちで飼えるわけないでしょ」と言われ、Bちゃんちでは「犬がいるので飼えません。ごめんなさい」ということでした。帰りが遅くなってしまったことも含めて、Aちゃんのおかあさんは怒り心頭という感じでした。

仕方なく、家に連れて帰りましたが。うちには、喘息で気管支や肺が弱く虚弱体質の夫がいます。猫の毛は確実に体調を崩します。もう何回も長期に職場を休んでいるので、次に体調を崩したら、今度こそ失業するかもしれません。

しかたなく、窓を締め切りにして、外でダンボールの中で世話をして家の中に一切入れないのなら、という条件でなんとか飼い主が見つかるまで猫を置いてもらえることにはなりました。
そして、どうしても、飼い主が見つからなければ引き取ってくれる、という人も探しました。しかし、その人も既に何匹もの捨て猫を飼っており、さらに今から少なくとも2週間以上、どうしても手が離せないことがあります。その人に飼ってもらうにしても、飼える状態になるまでどうにかしなければなりません。できればその前になるべく早く飼ってくれる人を探した方が良さそうです。私も1日仕事があって世話をできない日もあるし、段々、ダンボール箱では寒さもしのげなくなってきているからです。

今日もネットや人づてに飼ってくれる人を探していました。
そして猫を獣医さんに、もう一度連れて行きました。今日は車がないので、自転車で。その帰り、小学校の前を通りかかると、偶然Aちゃんのクラスが校門近くで実習をやっており、にこにこ顔で「おばちゃん、猫うちで引き取ることになったよ。帰りにおばちゃんちに寄るね」と言うのです。

帰り、Aちゃんはお友達も引き連れてやってきました。どうして飼えるようになったのか、聞くと、「夜だったから犬に見えたんだよ。おかあさんは犬だと思って反対したんだって。猫なら賛成で飼っていいんだって。おかあさん、犬は嫌いだけど猫は大好きなんだよ」
私もこの時に、変だと感じれば良かったのですが、Aちゃんちで猫が飼えるという嬉しさもあって、コロっと信じてしまいました。

私は、買った猫砂やペットフードも含め、猫を飼うのに必要だと思われるものをまとめ、余っていた食品運びケースを猫キャリーにし、目薬の刺し方や猫を飼う上での注意点(ネットで調べた)をAちゃんに教えました。
そして、そのまま帰してしまうこともできたのですが、心配だったので、荷物を持つのを手伝いながらみんなで一緒にAちゃんちアパートまで行きました。とても大騒ぎの行進になりました。
あれっと思ったのはアパートに着いてから。Aちゃんが「ちょっと待っててね」と中に入っていったきり、出てきません。その時に、他の用事でおかあさんが玄関から出てきたのですが、こちらを不審そうに見て、なんか様子が変です。お友達との用事を済ませたらしいおかあさんに、「あの、Aちゃんちで、猫が飼えるようになったと聞いたんですが」と言うと、おかあさんは猫とたくさんの荷物を見て、Aちゃんを呼び出して怒りました、そして怒りの矛先は、こっちにまわってきました。「あなたもいい大人なんだか、この前言ったとおり、アパートでペットが飼えないことぐらい、わかるでしょ?」そして、先ほどのお友達と思ったのは、じつはおばあちゃんで、一緒になった2人に「子どもは猫を飼いたくて嘘をつくのは当たり前なんだから、連れてくる前に親に話してもらわないと困る」と私は怒られ、「すみませんでした」と私はあやまるしかありませんでした。

「Aちゃん、嘘はいけないよ」と言った私の言葉も、「他人のあなたに、嘘つきよばわりされる筋合いはない。悪いのはあなたでしょ」と怒られ、ついぞ「うちの子(孫)がご迷惑をおかけしてすみません」と言うような言葉は出てきませんでした。

確かに、親に連絡しないで行動してしまったのは、私のミスでした。でも、私が気になったのは、2人が私を怒った主な理由が、「私がAちゃんのことをまるっきり信じてしまったこと」のようだったことです。子どもの言うことをまるっきり信用してしまうことは、2人にとっては、「大人にはあるまじきこと」だったようです。大事にしなければならないのは大人の都合であり、子どもの意思ではない...。でも、私は、、、。

そんなわけで、今、とても私は落ち込んでいます、、、、、。


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Posted by 伊豆みかん at 05:35│Comments(0)子育て
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